2013年7月3日水曜日

仙台通寶 当銀一匁

この古銭、昨年骨董市で入手したもの。最初絵銭の一種かと思いましたが、店主、そうじゃない と。よく分からないらしい。そばにいた顔なじみの古銭マニア(分野が小生とは違う)のお兄さんが、これはいいものだ と。 手持ちのカタログにも載っていない。
裏はこんな感じ。銅銭です。 高くはなかったので一応購入することに。 四角い鉄銭の仙台通寶はよく見る古銭ですが、最近少しですが本に取り上げてあるのを見つけました。    「古銭と紙幣」 金園社 に写真が出ており価格は100万円と! しかし写真のものとは幾つかの部分に違いがあるし、あまり説明がない。   またアメリカで出版されてるカタログの1701-1800年のStandard Catalog of WORLD COINS には銅であれば鉄銭を造る”bosen or mother coin "との記載が。価格は状態によって150~300ドルとか。  また、日本貨幣協会会長である利光三津夫氏の著書 「古貨幣七十話」 に、仙台通宝、当銀一匁の怪 という話が出ていました。これはいわゆる試鋳銭であって、通用した銭ではなかったらしい。学者もあまり研究対象にしていなくてよく分からないらしいが、著者はこの銭に限っては全部仮作されたものばかりであると考えているとのこと。   小生、本物であろうが贋作であろうが、レプリカであろうが安いものしか購入しないので、こんな古銭にあたるとは、嬉しいかぎりです。 贋金、和銅開珍の頃から盛んに作られていたようで、最初の頃には取り締まっていたようですが、銅貨にかぎれば明治初期まで取り締まる法律もなかったらしく、本物よりも出来の良い銭まであったそうです。小生、真偽にはあまりこだわりませんが、やっぱり本物はいいですね~。

2 件のコメント:

  1. 私と同名のため、SNSで紹介させて戴いたところ、この記事よりタイトルの虫が気になると言われました^^;
    何という虫ですか?

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  2. minako nighot さま。小生虫好きですが、あまり詳しくありません。多分ヨコバイかウンカの類の幼虫だろうと思っているんですが。虫の名前は詳しい人から時々アドバイスを頂いております。

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