2020年11月30日月曜日

日向の秋の蛾(2)生き残り?

 発生期を少し過ぎたと思われる種、あるいは秋にも

発生している可能性があるかも知れない種を取り上げ

てみました。

キスジエダシャク 11月8日、門川町内陸部

図鑑では5~6月、8~9月に出現。第3化??

 


ブドウドクガ 11月8日、門川町 上♂下♀

図鑑では7~9月で年2化。

 

トビモンコハマキ 11月14日、日向市細島

図鑑では4~8月が出現期。

 

ナカウスエダシャク 11月15日、延岡市植物園

図鑑では4~6月、9~10月。しぶとく生き残り?

 

クロモンシタバ 11月18日、美郷町

図鑑では偶産種。内陸部なのに遅くまでいるもん

ですね。

 


オビガ  11月18日、美郷町

図鑑では春と夏の年2化。10月にもみられるとか。

生き残り?あるいは年3化?

 

ニジオビベニアツバ 11月22日、日向市内

図鑑では5月、8~10月。しぶとく生き残り?

 

キアヤヒメノメイガ 11月22日 日向市内

図鑑では4~9月。以前真冬にも見たことがあります。

 

ツクシアオリンガ 11月25日、日向市細島

図鑑では6~7月、8~9月。あまり擦れてもいないし

年3化かな?

 

クスアオシャク 11月25日、日向市細島

図鑑では7月、9~10月。ちょっと擦れてるので

しぶとく生き残った個体?






 

2020年11月26日木曜日

日向の秋の蛾 (1)大型種4種

 日向市周辺で出会った秋の大型蛾を取り上げ

てみました。


ヤママユ 10月24日、日向市東郷町

8月と9月に都農町の山中で出会ったヤママユ

と色彩が違います。年1化の発生とのことなので

遅くまで生き残っていたのでしょうか?

 

クスサン 11月8日、日向市東郷町

これも年1化で夏の終りから初秋に出現

するらしい。

 


ヒメヤママユ 11月18日、日向市東郷町

前2種より遅く発生するらしい。この日3頭いました。

11月22日にも1頭いました。

 


ウスタビガ 11月21日、都農町山中

どちらも♀ですが、少しは変異があるようです。

これも同じくウスタビガの♀の裏側。

バタバタと飛んできましたが、ひっくり返って

静止。まるで犬や猫みたいに腹を見せてカメラ

目線。この日、♀だけ3頭飛来しました。

前3種よりさらに遅れて出現するらしい。



2020年11月16日月曜日

鹿児島へ墓参り


11月1日、今年2回目の墓参り。

鹿児島のサービスエリアに記念写真のコーナーが。

お伴犬キャンディ、そっぽを向いています。


うちの奥様には懐いているのですが。


蒲生に着きました。

下馬場(鹿児島弁で、したんばあ と読みます)にある

看板です。

 

 ここ蒲生は、西郷さんが西南の役の時、明治10年8月

31日の夜に到着、翌9月1日の早朝鹿児島城山に向けて

出発した場所です。小生の曽祖父や高祖父らも途中から

薩軍に参加しており、桐野利秋、別府晋介、辺見十郎太

などと会話したことが伝承されていて、半信半疑ながらも

蒲生、吉田近辺での戦闘の様子など身近に感じられます。

 母方の曽祖父も参戦したと聞いたことがあります。地元

では多くの人達が闘いに駆り出され、官軍側で戦った人も

あり、かなりの混乱があったそうです。

蒲生や吉田には、西郷さんの作った私学校の分校があった

そうで薩軍に志願する人も多かったらしい。

2020年11月6日金曜日

イシガケチョウ、ヤノネグサ(?)の花に集まる

10月28日、日向市細島

岬の近く、野草の小さな白い花にツマグロヒョウモンが

吸蜜していました。その近くにはイシガケチョウが。

 この野草、あとでネットで調べて、ヤノネグサらしい

と判断しました。

 

 近づいてみると、草の奥にもう1頭のイシガケチョウが。

右下の部分です。


さらに分かりにくい所に2頭。

さらにもう1頭。

1頭が移動して見えやすい所に静止。


これ、夏型の♂ですかね。

全部で5頭いたようでしたが、秋型がいたかどうか

分かりませんでした。

他に吸蜜していたのは、イチモンジセセリに、

アコウハマキモドキが沢山いました。

2020年の県の蛾の目録では県北には

記録がなく、まれとか。









2020年11月1日日曜日

地色が淡いアマミウラナミシジミ

 アマミウラナミシジミは、日向市では毎年ではない

けれど、時々見かける蝶です。南方から夏に飛来して

時々発生していると考えられています。

 今年、裏面の地色がいつもよりうすい個体を見つけました。

南方新社の昆虫の図鑑に、日本未記録の近似種にも注意と

あったのを思い出しました。


8月30日、日向市米の山 光の具合か?、この時点で何か

いつもと地色が違うと感じました。


ネットを車に取りに戻って採集。

新鮮な個体です。


 その後、9月13日までに5♂採集。

以前採集した個体と並べてみました。

 

鮮度が同じ位の♂の裏面です。

上の段、左2頭の地色がうすいのが分かります。

表もやはり左上2頭は色がうすいです。

 

 そこで図鑑類6冊とネット検索でアマミウラナミシジミ

を調べてみました。

 まず日本の南西諸島に分布するものの学名は、

Nacaduba kurava septentrionalis  で、27亜種ある

N. kurava  の中のひとつの亜種とか。

東南アジア近辺に広く分布し数も多いN. kurava 、日本

近辺の亜種の可能性もありそう。

 

 また、日本亜種は季節により裏の地色はうすくなること

もあるらしいが、それは低温期で、第1化の個体に見られ

るらしいのでこれはないかも。

 Nacaduba属は、約50種ぐらいに分けられていて

(中には同種の場合の雰囲気もありそうですが)とても

小生ごときの素人には区別するのは無理。

 しかしこの属は、N. berenice グループとN. pavana 

グループに斑紋の違いで分けられていて分かりやすい。

裏面の前翅中室端帯より内側に斑紋のあるのは kurava 

を含む berenice グループです。日本で記録される可能性

のある近似種のひとつ pactolus はこれで脱落。

 あと、台湾、フィリピンに分布するものを拾っていくと

kurava の台湾亜種と南中国に分布する亜種、berenice の

台湾亜種とフィリピン亜種、beroe のフィリピン亜種と

台湾亜種の6亜種に絞ってみました。他は可能性がない

訳ではないんですが。


 これら候補種を重点的に図鑑と見比べ。表の色の違い

裏の地色の違い、図鑑によって色合いが違うので判断は

ちょっと無理な感じ。斑紋の違いも分かりません。

 

 2012年発刊のタイの図鑑に、地色が濃淡2種類

ある種 N. kurava euplea を見つけました。分布は広く

ネパール、ブータン、北インド、タイ、ラオス、北ベトナム

南部中国で日本近辺に分布する種のリストにあげたひとつ。

 beroe は表裏ともに濃色。berenice は、亜種によって

濃かったりうすかったり、台湾亜種とフィリピン亜種の

図は見れなかった。



左は 多分N. kurava euplea  2010.8.10 ラオス産 

中尾健一郎氏から頂いた標本。

右は 2007.10.3  日向市細島産

小生には、裏の斑紋の違いは分かりません。

最後にアップ写真を。


8月30日 日向市


9月13日 日向市

色々思いめぐらすのは楽しいですね。

kurava euplea  の可能性はあるのかな? 

単なる日本亜種の変異なのかな?

あるいは?・・・