2011年1月14日金曜日

ラオスの蝶 (15)

        今回は、セセリチョウ科です。これでやっと終了です。
        小生が参考にしたラオスの図鑑(1988)には、512種の蝶が
        記載されていますが、現在では900種以上知られているとか。
        しかも最近になっても新種の記載があるようです。
         魅力ある地域なんですね。

         ここにあげたチョウは、昨年8月に中尾健一郎氏が採集したもの
        が主ですが、同定は古い資料で小生が行ったもの。全くあてにな
        りませんのであしからず。

         今回また参考資料を見つけました。「タイ蝶ふれあいの旅」
        勝瀬 健著 1993 :和名が沢山でていました。
        「東南アジアのシジミチョウ Ⅰ、Ⅱ 」林 寿一著1984


     左、和名、ヒメイチモンジセセリ ?
       学名、 Parnara naso bada ?

       ラオスの図鑑では、ちょっと写真が見ずらかった上に、斑紋は P. ganga
       に近いと思いましたが、「タイ蝶ふれあいの旅」にあった写真を参考に
       判断しました。
       BICには図示なし。

     右、和名、分かりません。日本のキマダラセセリと同じ属のチョウです。
       学名、Potanthus trachala tytleri ?

       ラオスやタイの図鑑には、同じ属に9種もでており、近似種が多く
       BICには図示もなく、区別点もよく分からず全く自信ありません。

  
    左、和名、ニセコモンセセリ ?
      学名、Coladenia dan fabia ?の♀

      ラオスの図鑑では、学名が Coladenia ですが、タイの図鑑では、違う?
      学名、Pseudocoladenia dan fabia となっています。ふれあいの旅では
      同じ学名で、和名がニセコモンセセリとなっていますので、Coladenia で
      は和名と一致しませんねー。
       タイの図鑑では、Pseudocoladenia と Coladenia との区別で、
      Coladenia は外見上は Pseudo- と同じだが、♂に hind-tibial hair
       pencil があるのが違うとしている。
       BICでは同じく Pseudocoladenia を使っています。
       やっぱ、Pseudo- のほうが適切なのかなあ。

    右、和名、分かりません。
      学名、Odontopium angulatum angulatum

      ラオス、タイの図鑑には、近似種は有りませんでしたが、西谷氏のコレク
      ションには、O. agama の雲南省産の良く似た標本写真がでています。
      BICには、この属の図示はありませんでした。


      左、和名、分かりません。日本のキバネセセリと同じ属のチョウです。
        学名、Bibasis jaina jaina ?

        ラオスの図鑑には見当たりません。タイの図鑑では、上記種がやや
        近いかなー?といった状態です。
        BICでもしっくり来るものがありません。Bibasis 属も並んでいますが
        Burara jaina jaina に少し近いかなー。タイの図鑑のものと同じ種
        かな?
         ほんとこれ何だろ。

      右、和名、ニグリタショウガセセリ ?
        学名、Ancistroides nigrita maura ?

        ラオスの図鑑では上記種と判断しましたが、Psolos fuligo fuligo に
        もちょっと似てる。後翅の形は P. f . f. に近い?
        BIC には、どちらも図示はありません。

        以上です。

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