2011年1月6日木曜日

ラオスの蝶 (8)

  今回は日本ではあまりなじみの無いシジミタテハの種類です。
 大きさは、左が横幅が約30mm 、右が約35mm 位の普通のシジミチョウ
 ぐらいです。


    左は、和名 ナミモンシジミタテハ Zemeros flegyas allica

ボルネオの本には、アミメシジミタテハ Z. f. hostius  が図示されていますが、
   前翅翅端部の白斑が大きく、Z. f. allica  とは少し印象が違います。
   マレーの図鑑には、Z. f. allica  は図示されてなく、Z. f. albipunctata  が、
   allica  に良く似ているとして図示されています。
    albipunctata  と hostius  とはほとんど区別できない位似ています。

    西谷氏コレクションには、ナミモンシジミタテハ Z. flegyas  が図示されて
   います。(湖北省産)
    この標本と良く似ており、またラオスの図鑑のもの(Z. f. allica )とも良く似て
   いましたので、和名を採用させていただきました。

    右は和名、ゲザシジミタテハ Abisara geza  ??

    ラオスの図鑑には、A.kausambi ssp.  として図示されています。
    マレーの図鑑には、A. kausambi kausambi  と、A. geza niya  が図示
    されていますが、どちらとも決めかねます。
    ボルネオの本では、A. geza litavicus (ゲザシジミタテハ) と A. kausambi
    asoka (カウサンビイシジミタテハ) との違いが解説してありますが、
    良く分かりません。
    タイの図鑑では類似種が載っていませんでした。

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