2011年1月9日日曜日

ラオスの蝶 (10)

         今回は、シロチョウ科の2回目です。
        参考資料に、ネット検索で探し当てた日本産蝶類和名学名便覧2011
        (BINRAN)と、Butterflies in Indo-China を加えました。
         後者の資料は、図が豊富で、同定するのに非常に参考になります
        が、種によっては図がないのもあります。
         他に、世界の蝶 ぷてろんワールド というのも参考にさせて頂きま
        した。


            和名は、探し当りませんでした。
            学名  Pareronia paravatar の♀

           ラオスの図鑑にはPareronia 属は1種、タイの図鑑には3種、
           Butterflies in Indo-China (以後BIC と略す)には4種でてい
           ました。BIC にでていたものをこの種と判断しました。

           裏面です。
           記録が少ないもののようです。


           和名 なんと キチョウ です。(あまり自信はないのですが)

           展翅する時は、なんと変わったキチョウだろうかと思ったもの
           でした。勿論キタキチョウではなく、ミナミキチョウ(別名キチョウ)
           です。学名 Eurema hecabe hecabe の♀です。

            個体変異があるようで、この標本のように薄く黒ずんだ個体と
           そうでない個体がいるようです。

           タイの図鑑には、E. h. contubernalis というのが図示されていて
           非常によく似ていますので、同じものかも知れません。

 

            これもあまり自信ないですが、タイワンキチョウ と思います。
            学名 Eurema blanda silhetana

            前翅裏面の中室の基部の斑点、後翅の形などを根拠としました
            が、どうでしょうか。
             近似種がいる上に、個体変異もあるようですし、難しいですね。

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