2015年2月13日金曜日

日之影神楽

2月7日、曇りのち小雨。 夜晴れ間。  今年も愛妻の親戚のお招きで、午後から日之影の神楽見物に出かけました。 
昼の部はほとんど終わりかけ。
夜の部の準備に取り掛かり始めました。 鄙びた山里の小さな神社ですね~。 平地はあまり無いのに広い境内です。
予報では夕方から雨か雪でしたが、小雨がちょっと。 夕食に地元食材の山里料理をごちそうになり、地区の公民館へ。   空は晴れ間があって、すごい!暗闇の中、冬の銀河が見れました。オリオン、スバル、カシオペア、連なっているんですね~!   公民館では、もう太鼓の音が響いていました。
窓からのぞくと、もう始まっていました。
夜の部のプログラム。 舞いの演目?が昨年と少し違っています。
神楽を舞う人は、ほしゃどん(奉仕者)と呼ばれているそうですが、今年は子供が混じっています。小学1年生だそうです。
座張  太玉命(ふとたまみこと)の舞
神颪(かみおろし) 八百万の神々を神楽宿にお招きする舞
 以前は朝まで一晩中あったそうですが、後継者不足で33番
全部できなくなったとか。
最後の演目は、朝になり、これで今回の神楽はすべて終わり
ですよという一番華やかなもので素晴らしかったとか。
 
 最近は、隣の地区の人達と協力しあってなんとか続けている
そうです。戦後、一時期開催されない時があったらしいですが、
それまで伝承されていた舞を覚えていた人達が絶やすまいと
また始めて復興させたとか。

 日之影神楽は、高千穂神楽と同じではないそうです。
隣の町なので源は同じような気がするんですが。

 高千穂神楽の起源は一説によると平安時代初期とも
言われ、現在の形態は江戸時代末期にはできあがって
いたらしい。
神楽面も鎌倉時代のものもあるらしい。

 現場で神楽を見ると、時の経つのも忘れてずっと見入って
しまいます。太鼓のリズムと舞いの動き、祭りの踊りとは
違う厳かな雰囲気、舞い手と見届ける人との掛合い、和やかな
雰囲気、深夜になっても眠気を催すことはありません。
 また来年も行きたいものです。

参考資料
神楽三十三番 高千穂夜神楽の世界 みやざき文庫
鉱脈社、

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