昨年12月に日向市内で採集したクロマダラソテツシジミの
標本です。
私は普通蝶の展翅は半年~1年ぐらい外さないのですが、
今回は待ち切れず、最後の展翅分から1カ月で外してしまいました。
左が♂で右の列が♀です。
26日と29日、1月7日の分は♂だけです。
写真をクリックすると大アップされますので、
あちこち移動して見て下さい。
低温型、こんなに変異がいろいろあったのには
驚きでした。(ちょっと大げさ?)
ずっと眺めていると、変異の流れは斑紋(白色紋、
褐色紋)の内側への流れ、斑紋の色調の淡色化、
黒色紋の淡色化~消失、地色(茶褐色)の淡色化、
さらに灰黒色化などのように感じました。
また斑紋の変化はあまり無い個体でも、地色は変化し、
高温型と同じものは見られませんでした。
♀の翅表の青色紋などの変異も面白いのですが、
まだじっくり眺めていません。
9月9日の分、高温型も比較の為に左下に出しました。
パターン分類するには、組み合わせが複雑で、うまく
できません。
以前3パターンに分けましたが、撤回します。
蛹の時期だけでなく、幼虫期にも卵期にも低温が
影響しているのでしょうか?
産地も2か所なので、その違いも少し有りそう。
今年もまた来るかな~あ。
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