2010年3月8日月曜日

12月採集のクマソの標本

 昨年12月に日向市内で採集したクロマダラソテツシジミの
標本です。
 私は普通蝶の展翅は半年~1年ぐらい外さないのですが、
今回は待ち切れず、最後の展翅分から1カ月で外してしまいました。

 左が♂で右の列が♀です。
 26日と29日、1月7日の分は♂だけです。
 写真をクリックすると大アップされますので、
 あちこち移動して見て下さい。

 低温型、こんなに変異がいろいろあったのには
驚きでした。(ちょっと大げさ?)

 ずっと眺めていると、変異の流れは斑紋(白色紋、
褐色紋)の内側への流れ、斑紋の色調の淡色化、
黒色紋の淡色化~消失、地色(茶褐色)の淡色化、
さらに灰黒色化などのように感じました。
 また斑紋の変化はあまり無い個体でも、地色は変化し、
高温型と同じものは見られませんでした。

 ♀の翅表の青色紋などの変異も面白いのですが、
まだじっくり眺めていません。

 9月9日の分、高温型も比較の為に左下に出しました。

パターン分類するには、組み合わせが複雑で、うまく
できません。
 以前3パターンに分けましたが、撤回します。

 蛹の時期だけでなく、幼虫期にも卵期にも低温が
影響しているのでしょうか?
 産地も2か所なので、その違いも少し有りそう。

 今年もまた来るかな~あ。

0 件のコメント:

コメントを投稿