2020年4月28日火曜日

コギンボシハマキ?

 2019年12月7日、日向市東郷町。
きらきらしたラメ?をちりばめたような翅の、小さな蛾を
見つけました。
 以前にも似たような蛾が、美郷町に行った時にいたなあ。


 12月14日、また東郷町に行ってみると、またいました。
先週と同じ個体なんだろうか。
つついたら、翅をすぼめました。
前回で、図鑑を調べて珍しそうだったので、お持ち帰り。


 2019年6月23日、前日美郷町で夜間に蛾の撮影に
行った時、車の中に入ってきました。車内の窓ガラスに
止まっていたのを撮影。

 コギンボシハマキ Drachmobola periastra のよう
ですが、分布は本州(関東地方以西)で少ないとか。
小生には刺激的な記載です。現在では各地で記録され
ているとか、別の普通種だったりとかじゃなかろうか
と、思ってしまいます。
 ネットでも画像があまりない! 四国の記録を見つけ
ましたが。


2020年4月27日月曜日

アカギカメムシは何処へ?

2019年10月16日、日向市米の山の麓、初めての発見場所。
今年もアカギカメムシの集団を見つけました。
この1本のアカメガシワだけに、かなりの数集まっています。付近の
他のアカメガシワには見つかりません。
11月6日、同じアカメガシワ。 3頭しかいません。10月30日
まではほとんど同じ状況だったのに。
 樹の下を探しても死骸もありません。忽然と消えてしまいました。

10月22日、細島の岬付近のアカメガシワ。残りすくない葉
にしがみついています。
11月9日、細島の同じアカメガシワ。まだ少し残っています。
真下の地面を探してみると、
この落ち葉に、
1頭隠れていました。
これをそのまま風の飛ばされない所に置いて様子をみることに。
11月13日、再度見に来ましたが、この枯葉にはいませんでした。

 昨年は晩秋、集団の一部が枝を動きまわったり、飛び立って
アカメガシワ以外の木の葉に止まるのも観察しましたが、死骸
を見ることもなく、どこに行ってしまうのか全くわかりません。




コハモグリガの1種?

 2019年10月21日、自宅室内で小さな虫が飛んでいました。
反射的に手で握りしめたら、甲虫ではなく小さな蛾みたい。
 ティッシュに落として、虫めがねで見ると上手い具合に翅が開いて
います。
 表側です。
開帳約5mm。

図鑑で調べてみると、コハモグリガ亜科の1種みたいです。
”日本産種は、9種が記録されているが、未記載、未記録種が多数
生息し、40種以上になると思われる”
と、あります。
 ネットでも画像は少ないし、同定はまず無理!

 ヤナギコハモグリやネコヤナギコハモグリなどに似ていますが、
庭には、ブドウ、ユズリハ、ミカン(レモン)はあるけど。
 幼虫から採集して成虫を得れば、少しは参考になるんでしょうね。


2020年4月24日金曜日

手乗りクスサン

2019年11月3日、午後、日之影では有名店 ”よっちみろ屋” へ。いわゆる道の駅です。標準語では、立ち寄ってみようよ の意。
延岡といえば、かの夏目漱石が ”名前を聞いてさヘ、開けた所とは思ヘない。猿と人とが半々に住んでる・・・” と紹介した所。現在でも観光地と伐採地を除けばあまり変わっていないのでは。
夕方、日向市東郷町へ。 クスサンを見つけました。 まだ寝ぼけています。
翅の形からすると♂ですかね。
左側の触覚にクモの巣が絡み付いています。クモと格闘でもしたんでしょうか? 眼つきも変です。
クモの糸を取り除いてやると、心なしか嬉しそう。
表を見ると、なんかピンクがかっていますね。
後翅は、眼玉があるみたい。

キャン、コスモスに感激

2019年10月26日、晴れ。 キャンディを連れて西都原へ。逆光で色がかすれてしまいましたが、 
キャンディ、久しぶりのお出かけにちょっと興奮気味!?
晴天をバックに。 
春は菜の花と桜が綺麗ですが、コスモスもいいですね。
まだ7分咲きかな?

2020年4月23日木曜日

細島のアカマダラヨトウ

2019年10月6日、日向市細島の海岸です。
浜木綿が無残な状態。
よく見ると、イモムシがいっぱい! アカマダラヨトウの幼虫です。ステージは様々。
これは、前蛹かな?
10月30日、同じ所の浜木綿に1頭成虫がいました。
羽化殻も。
まだ羽化していない蛹。
終齢幼虫。中令幼虫もまだいます。
浜木綿から20~30m離れたトイレの壁に終齢幼虫が。 蛹化場所を探して移動してきたんでしょうか。
11月6日、同じ場所の浜木綿のあちこちの葉の付け根に、蛹が多数。
羽化したて?の成虫も
あちこちに見られます。
ヨトウガにしては派手な色彩ですね。
11月8日、前回、蛹を3個持ち帰っていたら、1頭だけ羽化。他は羽化しなかった。
2020年2月11日、日向市伊勢ケ浜。細島の南側に隣接するところです。浜木綿を見ていたら、ハマオモトヨトウの幼虫を見つけました。幼虫は派手だけど、成虫は普通のヨトウガと同じように地味ですよね。幼虫で越冬するんですかね。
3月8日、同じ伊勢ケ浜の浜木綿に今度はアカマダラヨトウの幼虫が!
葉をかじっています。これも幼虫で越冬したんですね~。

2020年4月21日火曜日

日向、門川のリュウキュウムラサキ

 昨年、”県北、秋のリュウキュウムラサキ”で8月15日から9月23日までの分をとりあげました。
 今回は、9月25日から10月5日までに出会った分に加え、以前の標本と昨年の標本をとりあげます。

9月25日、日向市、米の山  採集

9月29日、米の山  採集

9月29日、門川町、遠見山  採集できず

10月5日、米の山  採集できず  最後に出会った個体

2019年8月15日から9月29日までに採集したもの。

これは2013年から2017年に日向市米の山で採集したもの
8月31日から10月14日にわたっている。

これは1995年10月2日、門川町の平地で、延岡のN氏が
採集し小生に採卵を託された個体。
氏の主催する会誌に投稿済。
 サツマイモの葉を使って約60卵得たが、1卵も孵化しな
かった。

 昨年(2019年)は特に多かったのかどうかは分かりま
せん。
大きさ、翅の傷み具合、斑紋の変異、いろんな事を想像しな
がら標本を眺めるのもいいですね~。