2010年1月17日日曜日

1月17日

  今日は、寒気がゆるみ昼前になると温かい日となった。
 庭のヤマモモの木を見ると、幹から出た新芽にヤクシマルリ
 シジミの卵と幼虫がついていた。

  新芽はあちこちに出ているが、ほとんどの新芽に
 卵はたくさんついている。

  この前買ってきたバラの苗にも、3~4令位の幼虫が!

 以前、庭木の剪定後に一斉に出てきた各種の樹木の新芽に
 ヤクルリが産卵しまくっていたが、今ちょうどよさそうな新芽は
 と見回すと、ビワに新芽がでている。以前は産卵していたし、
 飼育もできた。
  しかし今回、卵は見つけられなかった。

  小倉ヶ浜に行ってみた。先日からの寒波でバナナの葉は
 枯れていた。

  付近で飛んでいたのは、アカタテハだけだった。

  久しぶりに幸脇のサンパークに寄ってみたら、フェニックスが
 無残な状態になっていました。
  昨年頃から、日向市内でもこのような状態になったものを
 あちこちで見かけるようになりました。

  根際に行ってみると、葉の残骸や繭が散乱していました。
 繭をあけてみると、ヤシオオオサゾウムシの死骸や蛹の死骸
 がでてきました。こんな様子では越冬できるのでしょうか?

 被害が広がっているようなので、どこかで越冬しているので
 しょうか?

2010年1月15日金曜日

1月15日、クマソの蛹、これはダメか?

  12月29日、晴れ。温かな日。伊勢ヶ浜ではクマソが3頭羽化していた。
 蛹になったばかりのような個体を見つけた。
  綿毛葉の表で、目立つところだ。

 1月1日、昼過ぎ。同じ場所の蛹、翅の色が少し
濃くなっている。まだ生きているようだ。

 1月9日、いつもの場所に蛹がいなくなっている。
 1月4日、風がすごく強かった。7日にはすごく寒く
 氷点下を記録した。風も寒気もまともに当たる場所
 なので、ダメかな・・と思ったが。
  周りを探してみると、脇の方にころがっていた。

  タッパーに回収後、室内で観察しているが、色が悪くなり
 ちょっとしわしわになってきた。
  やっぱダメかな~。

2010年1月7日木曜日

日向市に白鳥が飛来

  昨年末より、日向市内の塩見川に白鳥が飛来
 しているとテレビで報道されていました。
  1月6日夕方、見物に行ってみました。
 いない時もあるようですが、よかった~。

  女の子が餌をやっていたのか、集まっていました。

  近寄っても、あまり恐れる様子がありません。

  夕日をバックに綺麗だったのでもう1枚。
 日向に住んで20数年、白鳥が飛来した話、
 あまり聞いたことありません。

1月7日、クマソが羽化した

 1月6日、伊勢ヶ浜のいつものソテツ、綿毛葉をめくったら
まだ生きているような蛹を見つけたので、採集して
帰りました。
 タッパーに入れて室内に置いていました。

 夜中、12時すぎ、タッパーを何気なく覗いてみると
もう羽化していました。
 斑紋は、夏型と似ていますが、モノトーンで地色が
黒っぽい。
 ヤクルリなんかは、裏の地色は白っぽくなるんですが
いろんな変化がでてクマソは面白いですね。

2010年1月6日水曜日

中尾氏寄贈の甲虫類を展足

  今日は、中尾氏から先日いただいた甲虫類を、手持ちの小さな図鑑で
 種名を調べてみました。
     上のブロックの左の列、上からフィリピンオオヒゲコメツキ?
    カタゾウムシの1種、コカブト?(以上フィリピン産)

     その右、ヒメカブト?クワガタの♀はよく分からず。
    あと7頭のゴホンヅノカブト、ダイコクコガネの1種
    (以上タイ産)

     左下のブロック。左からボルネオオオカブト?、オオシロスジ
    カミキリ?あとのカミキリとカナブンは分からず。(以上ボルネオ産)

     右下のブロック、キナバルオオキバクワガタ?アカアシツヤクワガタ?
    コマルバネクワガタ?キナバルオオキバ?セアカフタマタクワガタ?
    カナブンは同じ。(以上ボルネオ産)

 皆でかくて迫力ありますねー。大きいので8㎝位あります。こんなのにしがみ
つかれたら大変でしょうね。
 ボルネオ産とルソン島の分、すごく軟くて何もしなくてすぐ展足できました。
何か特別な処理がしてあったのでしょうか。
 タイ産の分は、小さいのは3日、2頭の大きなゴホンヅノカブトは4日水に
浸けておいたらうまく展足できました。
     

2010年1月3日日曜日

コゲチャサビカミキリ、越冬するのか?

 12月13日、伊勢ヶ浜のソテツを見に行きました。
(写真は12月16日撮影)

 クマソを探していると、綿毛葉(正確には大胞子葉と言うらしいが)
の裏に、カミキリが静止していた。

 あとで調べると、コゲチャサビカミキリのようだが、
ちょっと色がうすく、南方系のよう。
まだ元気。
 ソテツの幹の隙間には、羽化したばかり?の
クマソが合計9頭。

 翅の伸びきっていないものも
5~6頭いた。

 地面で蛹化したのか、落ちたのか?
 これは、落ちたにしては少し位置が
違うような気がする。

 コゲチャサビ、食樹総目録で調べると、ソテツ(実)、クワ類、
イチヂク類、ウルシ類があげてある。
 そこでタッパーにアコウの葉、枯れ枝、生木それにソテツの
実、綿毛葉を入れて、室外に出しておいた。
 1月3日現在、元気で、枯れ枝につかまっている。

クマソの標本写真

①9月9日、小倉ヶ浜で採集
② 同。表
  普通の夏型でしょうか。



③10月22日、羽化。
  終令幼虫から夜だけ冷蔵庫(5℃)
  日中は室内(20数℃)で飼育。
  日向市内産
④ 同、表
  表(♀だけ)も裏も白化傾向が
  強い。


⑤10月31日~11月2日、羽化。
 蛹になってから夜だけ冷蔵庫。
 日向市内産。
⑥ 同、表
  ♀の表は、青色紋が広く
  なっている。
  裏は、♂♀とも夏型とあまり差がない。



⑦11月25日、小倉ヶ浜で採集。
⑧ 同、表
  これは典型的な低温型でしょうか。
  ♀の表の青色紋は、さらに広がって
  いる。


⑨ これも同日採集。
⑩ 同、表
   裏の紋様は少し違うが、表は
   差があまりない。
   下の少し小さな♂の裏は、夏型の
   紋様に似ているが、色彩が違う。


⑪左は9月9日、 右は10月3日に
 採集。大きさの個体差を示す。

 12月の分は、まだ展翅板からはずしていません。
今の時点で、低温型は、だいたい3型ぐらいに分けられる
のでは?と思いましたが、いかがでしょうか?

③~④がひとつ、⑤~⑥が2番目、⑦~⑩が3番目