6月15日、宮崎県内某地。 公衆トイレから出て来るとき、地面に青く光るものが転がっていました。 センチコガネの死骸です。 誰かが踏んづけたのでしょうか。色がちょっと違うので持ち帰ることにしました。 |
肝心の頭部がありません。 オオセンチコガネとセンチコガネを見分けるのに頭楯部を見て判断することが多いんですが。 もう一つの区別点、前胸背の中央の溝の具合、ちょっとどちらかはっきりしません。 虫のパーツを外していくうちに、これは鳥の糞であることに気づきました。 日向の細島あたりでは、よくコガネムシの残骸が混じった鳥の糞が落ちています。 |
最近入手したこの図鑑によれば、いわゆるルリセンチコガネによく似ています。 しかし奈良県、三重県、屋久島、宮崎県都井の岬などにしか分布しないようです! もう小生の頭の中には、妄想がムクムクと湧いてきました。 鳥がこれらの産地で喰ったあと、ここに飛んで来て糞を落としたのか? はたまたここら付近で喰ったのか? |
これは、手持ちの標本と細かく見比べなければ! 分かるかな~? 見慣れた人にはこのパーツだけでもすぐ分かるんだ ということを標本を見比べて初めて知りました。 |
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