2014年6月25日水曜日

センチとオオセンチの違い

これは、今回拾った虫の前胸背と翅の部分です。  前胸背では中央部に縦に微かな筋が認められます。前縁中央部にはくぼみはありません。  翅には縦の隆起が並んでいて間に明瞭な点刻が並んでいます。    以下で判るように、やっぱりセンチコガネでしたー。(^_^;)
これは宮崎県内産のルリ色をしたセンチコガネです。色合いは少し違いますが。
これも同じく緑色のセンチコガネです。
これも同じく紫色がかったタイプのセンチコガネです。
これは、宮崎県内産のオオセンチコガネです。 前胸背の中央付近の縦の筋はより明瞭で、前縁の縁取りがセンチコガネより幅広く中央付近でくぼみもあります。 翅の方では、平滑で点刻は認められません。一見してすぐに違いが判ります。
これもオオセンチで、赤味が少ないタイプ。
これも同じくオオセンチコガネで緑色の強いタイプ。                 今回の写真は、先日プレゼントしてもらったオリンパスのSTYLUS TG-3 の深度合成モードで撮影しました。シャッター押すだけの手撮りで、ぶれることなく納得の出来栄えでした。(*^_^*)

センチコガネ、オオセンチコガネの標本

宮崎県内産オオセンチコガネ 70頭です。
同じく宮崎県内産センチコガネ 75頭です。 1頭、ツノクロツヤムシが紛れ込んでいます。
オオセンチコガネ 6頭 色彩の変化が多様です。
センチコガネも色彩豊かです。 代表的な13頭。
1頭だけルリ色をしたセンチコガネがいました。 次はオオセンチとセンチの違いを拡大写真で見ていきたいと思います。

2014年6月24日火曜日

まさか!ルリセンチコガネ??

6月15日、宮崎県内某地。 公衆トイレから出て来るとき、地面に青く光るものが転がっていました。 センチコガネの死骸です。 誰かが踏んづけたのでしょうか。色がちょっと違うので持ち帰ることにしました。
肝心の頭部がありません。 オオセンチコガネとセンチコガネを見分けるのに頭楯部を見て判断することが多いんですが。 もう一つの区別点、前胸背の中央の溝の具合、ちょっとどちらかはっきりしません。                                                  虫のパーツを外していくうちに、これは鳥の糞であることに気づきました。 日向の細島あたりでは、よくコガネムシの残骸が混じった鳥の糞が落ちています。
最近入手したこの図鑑によれば、いわゆるルリセンチコガネによく似ています。 しかし奈良県、三重県、屋久島、宮崎県都井の岬などにしか分布しないようです! もう小生の頭の中には、妄想がムクムクと湧いてきました。 鳥がこれらの産地で喰ったあと、ここに飛んで来て糞を落としたのか? はたまたここら付近で喰ったのか?
これは、手持ちの標本と細かく見比べなければ! 分かるかな~?                  見慣れた人にはこのパーツだけでもすぐ分かるんだ ということを標本を見比べて初めて知りました。

2014年6月20日金曜日

ヤンキーズ対マリナーズ

6月14日、アメリカのシアトルに行っていたムスメから、写真が送られてきました。   マー君が登板した試合を観に行ったそうです。
確か、前日に岩隈と投げ合いになるはずでしたが、雨で中止になり、マー君だけが翌日スライド登板になった試合です。
マー君の勇姿もちゃんと撮影してます。
この試合には、イチローも出たんですね。
なんか、イチローの写真の方が多かったような?
マー君、勝利投手になったんでしたっけ。

アカスジアオリンガ夏型?

6月11日、昼ごろ、自宅玄関脇に、綺麗な蛾が!
以前、日向市内の山手で見たことのあるリンガの1種でしょう。
南方新社の”昆虫の図鑑” でみると、アオスジアオリンガに間違いない! 普通と記載してあるし。 しかし食草がクヌギ、ミズナラ とあります。 ちょっと気になりネット検索。  アカスジアオリンガの夏型は赤色がなくてすごく区別が紛らわしいことが判明!                   アオスジはやはり山地性の傾向があるらしい。 白い筋状の斑紋の出方からすると、これはアカスジアオリンガのようです。 夏型は以前は別種と考えられて、”シロスジアオリンガ” という和名でよばれていた((日本産蛾類標準図鑑Ⅱ)そうです。