今回は、セセリチョウ科です。これでやっと終了です。
小生が参考にしたラオスの図鑑(1988)には、512種の蝶が
記載されていますが、現在では900種以上知られているとか。
しかも最近になっても新種の記載があるようです。
魅力ある地域なんですね。
ここにあげたチョウは、昨年8月に中尾健一郎氏が採集したもの
が主ですが、同定は古い資料で小生が行ったもの。全くあてにな
りませんのであしからず。
今回また参考資料を見つけました。「タイ蝶ふれあいの旅」
勝瀬 健著 1993 :和名が沢山でていました。
「東南アジアのシジミチョウ Ⅰ、Ⅱ 」林 寿一著1984
左、和名、ヒメイチモンジセセリ ?
学名、 Parnara naso bada ?
ラオスの図鑑では、ちょっと写真が見ずらかった上に、斑紋は P. ganga
に近いと思いましたが、「タイ蝶ふれあいの旅」にあった写真を参考に
判断しました。
BICには図示なし。
右、和名、分かりません。日本のキマダラセセリと同じ属のチョウです。
学名、Potanthus trachala tytleri ?
ラオスやタイの図鑑には、同じ属に9種もでており、近似種が多く
BICには図示もなく、区別点もよく分からず全く自信ありません。
左、和名、ニセコモンセセリ ?
学名、Coladenia dan fabia ?の♀
ラオスの図鑑では、学名が Coladenia ですが、タイの図鑑では、違う?
学名、Pseudocoladenia dan fabia となっています。ふれあいの旅では
同じ学名で、和名がニセコモンセセリとなっていますので、Coladenia で
は和名と一致しませんねー。
タイの図鑑では、Pseudocoladenia と Coladenia との区別で、
Coladenia は外見上は Pseudo- と同じだが、♂に hind-tibial hair
pencil があるのが違うとしている。
BICでは同じく Pseudocoladenia を使っています。
やっぱ、Pseudo- のほうが適切なのかなあ。
右、和名、分かりません。
学名、Odontopium angulatum angulatum
ラオス、タイの図鑑には、近似種は有りませんでしたが、西谷氏のコレク
ションには、O. agama の雲南省産の良く似た標本写真がでています。
BICには、この属の図示はありませんでした。
左、和名、分かりません。日本のキバネセセリと同じ属のチョウです。
学名、Bibasis jaina jaina ?
ラオスの図鑑には見当たりません。タイの図鑑では、上記種がやや
近いかなー?といった状態です。
BICでもしっくり来るものがありません。Bibasis 属も並んでいますが
Burara jaina jaina に少し近いかなー。タイの図鑑のものと同じ種
かな?
ほんとこれ何だろ。
右、和名、ニグリタショウガセセリ ?
学名、Ancistroides nigrita maura ?
ラオスの図鑑では上記種と判断しましたが、Psolos fuligo fuligo に
もちょっと似てる。後翅の形は P. f . f. に近い?
BIC には、どちらも図示はありません。
以上です。
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