11月3日、延岡市のとある病院の控室。
外が白みかけてきました。もうすぐ日の出です。
昨夜は愛妻と一睡も(小生は一睡ぐらい)していません。
義母、昨日は心臓の大手術で、朝から夕方までかかりその後
ICUにはいったぎりでした。何かあったらすぐ連絡するとのこと。
先月の末、生来元気な義母、病院にもほとんどかかった事のない義母が
ちょっと疲れ易いと感じて、この病院を受診しました。紹介状が必要だとも
知らず。
私どもも受診したことも全く知りませんでした。
しかし医師の機転で診察してもらえ、重大な心臓病があることが分かった
のです。病院からの連絡でその事を知らされ、晴天の霹靂でした。
動脈硬化性の大動脈弁狭窄症と冠動脈狭窄があり、もう既に心不全の
指標も高くなっており、またその後の検査では腎機能も正常の3分の1ぐらい
になっており、80歳すぎの高齢者でもあるので、いつ亡くなってもおかしくない
状態なんだそうです。
ここを乗り切るには緊急に手術するしかないのですが、この状態では手術は
リスクがかなり高いそうです。そうでしょうね~。
朝日が昇ってきました。
午前7時半ごろ、ICUから連絡。
まだ覚醒しないが、一応落ち着いているので面会できる
との事。
人工呼吸器につながれたままの姿でした。
昼前、病院の回りを散策。
11月4日、夕方。まだ意識が戻らず、時々痛そうに首を
少し動かします。小さな呻り声も出します。
手術をして良かったのだろうか・・・・。
このまま意識が戻らないのでは・・・・。
11月5日、朝から仕事。
夕方またICUに。
ベッドの傍にムスメ(孫になりますね)が行くと、なんと眼を開けました。
話しかけるとちゃんと返事をします。
誰か分かっているみたいです。愛妻は涙。(小生、彼女の涙は今まで
2回しか見たことない)
手術では、一旦心臓の動きを止めて、人工心肺につないで
いわば一時、あの世に行った人なのに。
すごいです。
ここの病院の循環器内科の先生、心臓外科の先生に命を
助けてもらったんです。すごく難しい患者だったんでしょうが。
まるでテレビドラマのようですが。
こんなことで、虫に付き合っている余裕がありませんでした。
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