8月5日、こんなヤクシマルリシジミ♂が羽化しました! |
このヤクルリ、7月14日、自宅のマンサク(椎葉産の幼木を鉢植えにしていた。)の新芽に目の前で産卵したものから成虫になったもの。 |
産付されたばかりの卵。 |
孵化したので、愛妻のストッキングで袋掛け。 |
7月24日、順調に発育していました。 |
幼虫にアリも来ていました。 |
7月27日、前蛹のようです。 |
7月29日、蛹になっていました。 |
蛹をプラスチックの空き瓶に収容し、日陰に置いていたところ、 |
8月5日、羽化していました。 放してやろうと思ったら、なにか斑紋が変! 黒斑が大きくて丸い! これヤクルリ?? |
そういえば、7月24日にもちょっと感じの似た♀がマンサクの横のヤナギの鉢植えに来ていました。 これは産卵せずに写真を撮ったら飛び去りましたが。 |
これは、2011年6月8日、日向市内で採集した♂です。 ごく普通に見られる夏型です。 |
左は2009年12月2日、日向市内産♂。 右は2010年3月28日、日向市内産♂。 低温期には地色が白く、斑紋は小さくなります。 |
2009年9月17日、自宅庭で採集した異常型♀です。 |
これは1989年11月に羽化した飼育個体です。 左が♂、右が♀。日向市内産。 |
冒頭の個体、ニュー・サイエンス社の図鑑 日本の蝶 には ”奄美、八重山の夏型では裏面の黒点が特に大型。” とあり、奄美大島湯湾岳の標本写真とソックリ!
しかも、黒点はもっとでかい気もします。
こんな個体、九州以北でもいるんだろうか? さっそくネット検索してみました。
関西、三重県の生態写真にちょっと似た個体が出ていました。大分の蒲江でも少し感じの似た個体もありました。
台湾の図鑑、タイ、ラオスの図鑑、似たような変化のある個体は見つけられませんでした。
どこでも普通にいる蝶ですので、季節変異まであまり気にされていないのかも。
小生、ちょっとびっくりしたんですが。
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