2014年7月18日金曜日

ヤクシマルリシジミ、マンサクに産卵

7月14日、昼ごろ、玄関脇に置いてあったマンサクの鉢植えに、ヤクシマルリシジミの♀が飛来。 新芽にとまって産卵している様子。  近づいたらすぐ飛び去りました。  とまっていた新芽をよく見ると、卵がついています。 下は愛犬モモとキャンがじゃれあっています。
ヤクシマルリシジミの卵のような感じです。
庭の垣根のイスノキについていたヤクシマルリシジミの卵 (もう孵化してますが)
葉裏には若齢幼虫もいました。 成虫も庭では時々見かけます。
7月16日、孵化していました。 幼虫は見当たりません。
葉裏は、・・・
いないみたいです。
7月17日、何やら食痕が!

もう老眼でははっきり判りませんが、拡大写真でなんとか確認。 これはヤクシマルリシジミの若齢幼虫ですねー! 葉表にいました。

 ちょっと古い本ですが、日本産蝶類幼虫食餌便覧という本に9科14種の食草と1種の代用植物が記載されています。
 マンサク科ではイスノキがあげてありますが、マンサクは無いですね。
鹿児島の高隈山の山頂付近には、マンサクがありますので、ひょっとすると自然状態でも食べているかもしれませんね~。

 1999年秋に庭の樹木剪定後の新芽に 、25種の樹木にヤクシマルリシジミが産卵したことがありました。その時の観察は宮崎の地方誌に報告しましたが、サツキ、エドヒガン、イヌザクラ、クヌギ、カシワ、アラカシ、アカガシ、ウラジロガシ、ツツジの1種の9種で成虫まで育ち、エノキ、サルスベリでは蛹まで、ビワ、ハルニレ、ナラガシワ、ツクバネガシ、イチイガシ、シナマンサク、カエデでは中~終齢まで育ちました。他にアセビ、サクランボ、オニグルミ、ハンノキ、ノブドウ、イスノキ、ヤマモモに産卵していました。また、キンモクセイには食痕がありました。 

 節操もなく何にでも産卵するのかとも思いましたが、他に14種の産卵しそうな新芽をつけた植物では、卵も幼虫も発見できませんでした。

 食性、広いんですね~。

  

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