8月1日、日向市内の山中
月夜でしたが少し雲が出ていたのでナイターに。
ちょっと条件があまり良くなかったですが、
蛾や甲虫類が少々集まってきました。
これ、シイタケオオヒロズコガのようですが、
標準図鑑の図とは少し違う。
調べてみると、Morophagides属のこの
種には8種類いることが報告されていました。
ニシシイタケオオヒロズコガ M.occidentalis
Osada,Yoshimatsu,Sakai & Hirowatari,2014
のようです。
正確に種を特定するには交尾器形態を確認する
必要がありますが、前翅の形態だけでもある程度
は見当がつきそうです。
検索表でも、ミナミシイタケオオヒロズコガ
との違いが前翅の幅が長さの1/3程度と、より
幅広である(ミナミでは1/4程度)ことで区別
できそうです。
撮影した画像は斜め45度ぐらいだったので
それを勘案すると、また図示された前翅とも
よくあっていそうです。
分布は、ニシの方は、福岡、佐賀、長崎、大分
それに群馬とか。
ミナミの方は、大分、熊本、台湾。
宮崎県にはどちらが分布していてもおかしくはない
ですね。
参考文献
長田康平 他 シイタケを食害する日本産シイタケ
オオヒロズコガ属 各種成虫の識別法
日本応用動物昆虫学会誌 第61巻第2号:138-
144 2017
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