2020年8月6日木曜日

ニシシイタケオオヒロズコガ?

8月1日、日向市内の山中
月夜でしたが少し雲が出ていたのでナイターに。

ちょっと条件があまり良くなかったですが、
蛾や甲虫類が少々集まってきました。

 これ、シイタケオオヒロズコガのようですが、
標準図鑑の図とは少し違う。
 調べてみると、Morophagides属のこの
種には8種類いることが報告されていました。

 ニシシイタケオオヒロズコガ M.occidentalis
Osada,Yoshimatsu,Sakai & Hirowatari,2014
のようです。

 正確に種を特定するには交尾器形態を確認する
必要がありますが、前翅の形態だけでもある程度
は見当がつきそうです。
 検索表でも、ミナミシイタケオオヒロズコガ
との違いが前翅の幅が長さの1/3程度と、より
幅広である(ミナミでは1/4程度)ことで区別
できそうです。
 撮影した画像は斜め45度ぐらいだったので
それを勘案すると、また図示された前翅とも
よくあっていそうです。
 分布は、ニシの方は、福岡、佐賀、長崎、大分
それに群馬とか。
 ミナミの方は、大分、熊本、台湾。
宮崎県にはどちらが分布していてもおかしくはない
ですね。

参考文献
長田康平 他 シイタケを食害する日本産シイタケ
オオヒロズコガ属 各種成虫の識別法 
日本応用動物昆虫学会誌 第61巻第2号:138-
144  2017


0 件のコメント:

コメントを投稿