2020年8月11日火曜日

今夏のリュウキュウオオスカシバ

7月29日、昼ごろ、庭にウスキシロチョウが
飛来して、あっという間に飛び去ったので、細島
に偵察へ。
 細島、畑浦のランタナの花が咲くところ。

リュウキュウオオスカシバがいました。
ランタナの花にもよく集まります。
楽しげに飛び回っています。

御鉾ヶ浦公園のランタナの茂み。
ここではすぐ目の前に大型のシロチョウ
が飛来しましたが、小生の焦った動きに
ビックリしたのか、吸蜜することなく
あっけなく逃げ去りました。
ウスキシロチョウではなかったような。?

細島、グリーンパークのアベリアの植え込み。
ここはまだ剪定されていません。
アゲハ類、セセリ類、キタキチョウ、クマバチ
などで賑わっています。
 岬方面は手入れが行き届いて、もうほとんど
蝶類が集まる花は残っていません。
リュウキュウオオスカシバ、ここでは沢山いました。
3~5mおきに1頭位います。
2頭が絡み合っていました。
縄張り争いを見ることはないですが、?
そのうち連なったまま飛び出しました。







2020年8月6日木曜日

ニシシイタケオオヒロズコガ?

8月1日、日向市内の山中
月夜でしたが少し雲が出ていたのでナイターに。

ちょっと条件があまり良くなかったですが、
蛾や甲虫類が少々集まってきました。

 これ、シイタケオオヒロズコガのようですが、
標準図鑑の図とは少し違う。
 調べてみると、Morophagides属のこの
種には8種類いることが報告されていました。

 ニシシイタケオオヒロズコガ M.occidentalis
Osada,Yoshimatsu,Sakai & Hirowatari,2014
のようです。

 正確に種を特定するには交尾器形態を確認する
必要がありますが、前翅の形態だけでもある程度
は見当がつきそうです。
 検索表でも、ミナミシイタケオオヒロズコガ
との違いが前翅の幅が長さの1/3程度と、より
幅広である(ミナミでは1/4程度)ことで区別
できそうです。
 撮影した画像は斜め45度ぐらいだったので
それを勘案すると、また図示された前翅とも
よくあっていそうです。
 分布は、ニシの方は、福岡、佐賀、長崎、大分
それに群馬とか。
 ミナミの方は、大分、熊本、台湾。
宮崎県にはどちらが分布していてもおかしくはない
ですね。

参考文献
長田康平 他 シイタケを食害する日本産シイタケ
オオヒロズコガ属 各種成虫の識別法 
日本応用動物昆虫学会誌 第61巻第2号:138-
144  2017


2020年8月4日火曜日

今夏、日向の海浜のハンミョウ類

6月10日、日向市米の山から小倉ケ浜を望む。
日向市の海岸線は砂浜や岩礁地帯にと
変化に富んでいます。 
 6月から7月にかけて、日向市内の海岸を
あちこち歩いてみました。
その際に見つけたハンミョウ類です。

エリザハンミョウです。
砂浜に局地的に分布しています。
色彩に少し変化があるようです。

コハンミョウです。
一番少なかった。





ハラビロハンミョウです。

以前は広く分布していましたが、数は減少し
局地的になっていました。
色彩や、斑紋の太さに変化が見られます。


ナミハンミョウです。
ハラビロハンミョウに混じっていました。

予想しない所で出会うとビックリします。

シロヘリハンミョウです。

局地的で数も極めて少なかったです。
宮崎昆虫同好会の甲虫に詳しい方に

写真で同定して頂きました。

イカリモンハンミョウです。

以前は沢山いたんですが、かなり数は
減っていて、分布も縮小しています。
しかしこの6種の中では一番多かった。
斑紋の淡い個体も見られます。

視力の低下した小生には、シロヘリハンミョウ
に見えました。