2016年12月4日日曜日

ホシアメバチ属 Enicospilus の1種?

11月23日、晴れ。 昼ごろ細島の米の山頂上です。  ウスバキトンボが1頭。
上の写真を拡大。 飛び方、おおよその形から、アカネではないです。ウスバキです。
頂上の樹の上を5頭のウスバキトンボが群れ飛んでいました。
セイタカアワダチソウの花にヤマトシジミが吸蜜。 と、そこへオオハナアブが。 今日はオオハナアブは沢山見かけました。
すぐ近くの草むらに、アメバチが飛来。
ここにしばらく止まって、時々顔をこすりつけるようにしていました。
あとで調べてみると、なかなかやっかいでした。

手持ちの図鑑は全く役立たず。
ネット検索で、日本産ヒメバチ目録に行き当たり、
検索表を見ましたが、ほとんど分からず。
前翅中央付近の釣り針型の紋で、
アメバチ亜科のホシアメバチ属 Enicospilus か、
Dicamptus 属のいずれかであることが分かりました。

ホシアメバチ属には36種あり、22種の画像が
ありました。
Dicamptus 属には、イッシキツマグロアメバチの
1種の画像がありました。

絵合わせを行うと、エゾツマグロホシアメバチと
ゾウテルホシアメバチに近い感じ。

分布をみると、エゾは北海道、ゾウテルは沖縄以南
となっています。 が、

エゾの方、Henicospilus yezoensis ,Uchida,1928 は
北海道ですが、もう一つその下に、Enicospilus
yezoensis:Fukuda&Kusigemati;1986 というのが。
しかも分布は、鹿児島(稲尾岳)とあります。
学名がちょっとちがいますねー。
残念ながら、画像なし。

小生の絵合わせ的感?から言うと、エゾの方かな?
と思っていたので、これだー! と決めました。
保証はできません。

Fukuda & Kusigemati  とは、福田晴夫先生と
櫛下町鉦敏先生のことかな?

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